伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様のOpsRamp利活用事例を紹介します
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC;東京都港区 : 代表 柘植 一郎)は日本を代表するシステムインテグレータです。自身もIT運用の効率化と可視化を目的にOpsRampを導入しています。導入から一年半が経過し、利活用状況をエントラステッドクラウド技術本部の吉田丈成様に伺いました。
お客様の声
“OpsRampの導入により、サービスダッシュボードやサービスマップを活用してシステム全体の状況を一元的に把握できるようになりました。また、運用の効率化や一部の自動化機能により、年間で数百時間の作業時間を削減するなど、具体的な成果を上げています。 ”

吉田 丈成様エントラステッドクラウド技術本部リードスペシャリスト
課題:高機能なツールだからこそ継続的なトレーニングが重要
CTCではOpsRamp導入から1年半が経ちました。また技術トレーニングも積極的に受講されています。導入してみての効果はいかがですか?
- OpsRampの導入により、サービスダッシュボードやサービスマップを活用してシステム全体の状況を一元的に把握できるようになりました。これにより障害発生時の迅速な状況把握と対応が可能になっています。
- さらに経営層への情報共有としても活用されつつあります。また、運用の効率化や一部の自動化機能により、年間で数百時間の作業時間を削減するなど、具体的な成果を上げています。
実際にOpsRampを導入して課題と感じることはありますか?
- OpsRampは非常に高機能なツールであるため、運用チーム全体での完全な定着には時間がかかる点が課題です。特に異なる運用環境間での統一的な活用方法の確立や、継続的なトレーニングの必要性が挙げられます。
- ただし導入後の経験を積み重ねる中で、これらの課題は徐々に改善されつつあり、現在も積極的に取り組んでいます。
実践:トレーニングで得たノウハウを組織で共有することで効率化を図る
課題についてはどのようにチャレンジをされていますか?
- 課題解決に向け、運用チーム間での知識共有や運用フローの見直しに取り組んでいます。特に、OpsRampのトレーニングを活用し、実際のユースケースに基づいた運用方法を整備することで運用改善を進めています。
- また、トレーニングを通じて新たなノウハウを蓄積し、それを組織全体で共有することで、さらなる効率化を図っています。
あらためて、この状況の中で、OpsRampトレーニングの位置付けや役割を教えてください。
- OpsRampトレーニングは、ツールの導入効果を最大化するために不可欠な要素です。基本機能から応用的な活用方法までを体系的に学ぶことで、現場の担当者がツールを十分に使いこなせるようになります。これにより業務効率化や運用体制の改善が促進されています。
- また、トレーニングで得た知識が社内で共有されることで組織全体の運用レベルの底上げにもつながっています。
効果:トレーニング受講促進には助成金の活用も効果的
今回助成金を活用されましたが、そのメリット・デメリットはありましたか?
- 初年度は厚生労働省の人材開発支援助成金を活用してトレーニング受講を促進しました。費用負担軽減は大きなメリットでまとめて育成するには助成金の活用が効果的だと思います。
- 残念なのは必要書類の準備や手続きが煩雑である、という点です。せっかくいい制度なのですからもう少し簡便に利用できるようになればいいのにな、と思いますね。
今後の展望:運用サービスを一歩進めて運用モダナイズの価値を提供する
OpsRampを利活用するCTCのお客様にとっても、OpsRampトレーニングは有効でしょうか?
- はい。お客様にとってもOpsRampトレーニングは非常に有効です。多機能なツールを最大限に活用するためには、基本操作から応用的な使い方までを理解することが不可欠です。
- トレーニングを通じて運用負荷を軽減し、安定したサービス提供を支える体制の構築が可能になります。特に、運用効率化や標準化の観点で、大きな効果が期待されます。
CTCは初年度に助成金を活用してトレーニング受講を促進した。申請の工数を考慮する必要があるが予算制約がある企業にとって助成金を活用したトレーニング受講も効果的な選択肢となるだろう。
